標高差:790m
大分県由布市湯布院町塚原
登り:2時間43分(東登山口〜西峰まで)
下り:1時間42分(東峰〜正面登山口まで)
トータル:5時間00分 (休息時間含む)
ウィキペディアから
由布岳(ゆふだけ)は、大分県由布市にあるトロイデ型の活火山。東峰と西峰2つのピークからなり、標高は1,583m(西峰)。 円錐形をしていることから豊後富士と呼ばれる。
深田久弥が日本百名山に入れなかったことを後悔した山といわれ、最近になって新百名山に選定された。
Road Map :別府から国道11号線のやまなみドライブウエイを湯布院側に走ると豊後富士が目に入る。
Route Map:車が2台あるので東登山口から登り、御鉢廻りをして正面登山口に下山する。
西峰 |
マタエ鞍部 |
東峰 |
マタエ鞍部 |
正面登山口 |
8:23 |
8:49 |
8:59 |
9:21 |
10:41 |
『日本二百名山』 湯布院のシンボル山に登る。 展望は最高であったが、黄砂の襲来で見通しが悪かった。
由布岳を登り終えて
先輩達が来てくれたお陰で車2台を使い、贅沢な山歩きが出来た。 御鉢に達するまでは展望の利かない樹林帯の普通の山と感じたが、御鉢に出てしまうと、一変して展望が開け、岩峰歩きが楽しい山となった。 今日でも可也の人が登っており
駐車場は一杯だったが、ミヤマキリシマの咲く時期になると、駐車場に入れない程にハイカーが来るらしい。
阿蘇山に移動する
先輩達はこれで帰るらしいが、俺は時間もあるのでもう一山、阿蘇山に行くことにした。 移動途中に久住山の写真を撮り、日本一の吊橋を見物した。
東登山口 |
観察道分岐 |
火口縁 |
西峰 |
5:40 |
6:14 |
7:29 |
8:23 |
前日の移動
”大崩山”登頂後は祝子川温泉 ”美人の湯”に入り、そこで軽く食事をしてから別府廻りで由布岳、正面登山口に移動する。 隣りに車を停めた人は岐阜から来られた御夫婦で、普段登っている山がアルプスらしい。
どうしてこんな山に来るの?と質問したらアルプスとは違う雰囲気の山に登りたいからとの返答だった。 正面登山口で先輩達と合流して車中泊とする。
豊後富士
1台を正面登山口に残し、もう1台で東登山口まで移動する。
驚いたことに東登山口には駐車場がなかった。 いつもの手口で
適当に空きスペースに車を停める。 5時40分に出発する。
清々しい雑木林の中、生い茂る ”ヤブレガサ”の合間を進んでいく。
中々勾配がきつくなってくれないので後半の急登が予想された。
予想通りに前半が緩やかな登りだったので、後半にはロープ場の
急登が出てくる。 昨日の ”大崩山”に続き今日も楽しめそう。
実は西峰廻りがもっと危険でした。
面白かったけど・・・
先ほどのロープ場を火口壁と思っいたが、火口壁への登りはこれからだった。
ここを登り切れば ”由布岳”の全貌が見えるはずだ。
昨日の ”大崩山”での疲れも見せず、楽しんで登ってくる姿は異様にも思えた。
俺もこんな年寄りになりたい(^o^)
1時間49分にて火口縁に着く。 ”大崩山”でガイドさんから聞いたアドバイスは
”御鉢”を時計回りに1周して元の道から下山して、学習道を正面登山口に下りる”と言うもの
であったが、どうも学習道なるものが面白くなさそうなので、火口を左廻りとすることにした。
左廻りで”西峰”に行くには大きく降りて ”岩礁群”を通り、登り返す必要がある。
今日のハイライトは ”岩礁群”通過であるが、登り下りが忙しく、写真が
殆んど撮れなかった。 せめてこの”岩礁群”に”ゴジラの背”とかの名前を
付けて貰いたいものだ。 写真はゴジラの背から地面を見ている。 怖い!
岩礁群を抜けて登り返すと展望の良い尾根筋に出る。
一帯には”ミヤマキリシマ”が群生していたが、ここも蕾はまだ固い。
花時は5月中旬以降らしい。 前方に見えているのが ”西峰”のピーク。
2時間43分にて由布岳の最高峰 ”西峰”(1、583m)に着く。
天気は最高なのだが相変わらずもやっている。 ここで由布岳の最高峰は
西峰か東峰か揉めるが結論は出ず。 GPSでは西峰の方が3m高かった。
”ここが最高峰”と岩の上に登りだす元気なじじぃー。
”西峰”から湯布院側を見るが、天気は良いのに霞んでしまってまったく絵にならない。
同じく ”西峰”から北面を見る。
肉眼では大分道を走る車まで見えたが写真ではさっぱりの感じ。
”西峰”から ”マタエ”の鞍部へ下って行く。
展望良く面白いコースだった。
由布岳二番目のハイライト ”障子戸”のくさり場を降りる。
垂直に降りるのではなく、カニのヨコバエ的なので楽しく
下ることが出来た。
この二人、整備されたくさり場では物足りず、ここなら下りれると
岩場を探し出す。 ”頼むから無茶をしないでくれー”と嘆願して
くさり場で安全に下りて貰った。
振り返り ”障子戸”を見ると、先ほど、くさり場ですれ違った若い御夫婦(?)が
下りて来ている。 聞いてみると女性の方が怖くてリタイヤしたらしい。
殆んど登っていたのに勿体無い。(可愛い奥さんは半泣きでした)
”西峰”から20分程で正面登山口に下りる”マタエ”
の鞍部に着く。 湯布院側から由布岳を見るとこの鞍部
で双耳峰の山に見える。 誰かがここから下山しようと
言い出すかと思ったが、二人とも ”東峰”に登ると言っ
てくれた。 頼もしいお年寄りだ。
”マタエ”の鞍部から25分程で ”東峰”に着く。
ここで正面登山口から登られた岐阜の御夫婦と出会う。
これから ”鶴見岳”まで縦走するらしい。
”東峰”から岩礁群の ”ゴジラの背”を見る。
正に ”鋸山”であり、ここの通過が一番楽しめた。
マタエに戻り、正面登山道を下山する。 麓から見える大きな綴れ道で
距離がやたらと長い。 期待した展望も雑木が茂り、ほとんど無かった。
下り切ると牧草地の草原に出る。花の写真を撮っていた奥さんが、
”ワダソウ”が咲いていると教えてくれたが見付けられなかった。
後日、ネットで調べるが大した花ではなかった。
5時間丁度でもう一台の車を置いてある ”正面登山口”に戻る。 過去、何度もやまなみ
ドライブウエイを走りながらいつかは登ってみたいと思っていたが、今日、やっと思いを
成し遂げた。 ”東登山口”に車を拾いに行くと、我が車の横にパトカーが横付けされていた。
すわ、駐禁で捕まるのかと思ったが、車上狙いの取り締まりらしく、ここには車を停めて
良いですよ。 と言ってくれた。
2008年度の九州の山遠征
火口壁路から ”東峰”と ”西峰”を見る。
湯布院の町からはこの二つに峰がカニの爪の様な ”双耳峰”として見えている。
”ゴジラの背”を何度も登り降りする。
ゆふだけ
登山口にあった案内板によると、ここから正面登山口へ
山頂に登らずとも、遊歩道で歩いて行ける様である。
余りにも急登なので火口壁を登っている
と思ったが、まだまだ序盤だった。
火口壁の登りにはくさりが張ってあり楽に登れた。
”東峰”への登り途中から振り返り ”マタエ”の鞍部を見る。
2024年4月14日改定
岩場なので登り易い急登ではあった。
火口壁の急登部に差し掛かる前にロープ場の急登が出て来る。
せっかくなのでおいらも登頂写真を撮って貰う。